織物調と石目調クロスの選び方

クロスを選ぶとき、色や柄のほかに「織物調」や「石目調」といったカテゴリーをカタログなどでよく目にしませんか?
初めてクロスを選ぶ人にとっては、あまり聞き慣れない単語ですよね。しかし、このテクスチャー(質感)によって、同じ色の壁紙でも部屋のイメージが大きく変わることも。
想像と出来上がりが違くなってしまった・・・ということにならないように、違いを理解して選びましょう!

今回はどのクロスに、どのような違いがあるのかをまとめてみました♪

壁紙のテクスチャーは大きく分けて“織物調”と“石目調”のふたつ

織物調クロスとは?

名前の通り、縦と横の糸を織込んだ布のような風合いをイメージして作られたクロスです。全体的に凹凸があり色も白だけではなく複数使われているため、傷が汚れが目立ちにくく、クロスを貼るボード(下地)の影響なども受けにくい特徴があります。シンプルで暖かいイメージのあるものが多いです。

石目調クロスとは?

石や漆喰、コンクリート、レンガなどをイメージして作られたクロスです。最近では北欧テイストのお家などによく使われていて、まるで塗り壁のようなナチュラルな雰囲気が特徴です。しかし凹凸が少なく織物調と比べると薄いため、汚れや傷が目立ちやすく、クロスを貼るボード(下地)の影響を受けやすいと一般的に言われています。木と合わせるとナチュラル、石と合わせるとクール・無機質なイメージになります。

どちらを選べばいいのか?

コスパの良いものを選ぶか、デザインを重視するかによって選ぶ基準は変わってきますが、もし迷ったなら織物調のクロスを選ぶことをお勧めします。
理由は傷の目立ちにくさ・下地の影響の受けにくさの2点です。


賃貸など、入退去に伴う現状回復工事を行う機会が多い物件では、一度張り替えたクロスが長持ちした方が機会損失が減ります。
汚したら退去者が修繕費用を負担するからいいのでは?と思いますが、最近では費用負担で揉めるということもよく耳にしますし、何より工事期間が生まれることで機会損失が増えます。
退去したらいかに早く募集するか、貸し出せる状態にするかによって大きく差が生まれるのです。

そして、何度もクロスの張替えを行っている物件では、いくら職人の腕が良くても下地の凸凹が隠しきれないことがあります。その点をカバーできることも大きなメリットです。せっかく張り替えたのにどこかみっともない状態にするのは惜しいですよね。

天井も壁と同じクロスにするべきか

壁のクロスを選んだ後によく質問をいただくのが「壁も天井も同じ壁紙にした方がいいのか?」ということ。

実はカタログを見ていると「天井」というカテゴリがあったりします。そこから選ばないといけないということはもちろんなく、基本的に壁と同じクロスを選ぶことが多いです。そうすることで部屋全体に統一感が生まれます。

ただし、石目調のクロスでも例えばレンガ調のものを壁に使用する場合などは、天井も同じだと五月蝿くなってしまいますので、そういった場合は同じテクスチャーである石目調の模様の少ないものなどを選ぶことでメリハリが出ます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
それぞれに特徴があるので、コスパを選ぶか、デザインを選ぶかによって選ぶクロスも変わってきます。
もし「この雰囲気にはどちらが合うんだろう?」という疑問などありましたら、気軽にご質問くださいね!

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