クッションフロアとは?メリット&デメリットを紹介
床材で人気のクッションフロアは、防音効果や衝撃に強いものなど、様々な種類があります。
今回の記事では、クッションフロアの特徴や種類、メリット・デメリットをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

クッションフロアとは?
クッションフロアとは、名前の通りクッション性に優れた床材のことで、塩化ビニール系の素材でできています。
フローリング調やタイル調など様々な模様がプリントされており、凹凸が付いているものなどもあります。
リアル感は欠けるものの、バリエーションの多さやコスパは高いのが特徴です。
厚さは1.8mmが一般的ですが、店舗用などの土足対応のものは2.3〜2.5mm程度の厚さになっています。
クッションフロアの種類
住宅用住宅用のクッションフロアは、厚み1.8㎜が一般的。居室などに使用するベーシックなタイプや、 抗菌、消臭機能付きタイプもあります。最近では対次亜塩素酸のクッションフロアが多いので、新型コロナウイルス対策に使用されているという方は安心して使用ができます。
デザインの種類が豊富で、木目調や石目調のほか、部屋のイメージに合わせて様々なデザインを選ぶ楽しみがあるのも魅力です。
店舗に使うクッションフロアは、厚みが2.3~2.5㎜ほど。住宅用より厚めで、土足での使用にも向いています。店舗用も住宅用と同様にさまざまなデザインがあります。
表面の耐久性が高く、傷や摩擦に対して強度があるなど、住宅用に比べて丈夫なものが多いため、価格は4割程度高くなります。

クッションフロアのメリットとデメリット
クッションフロアには、たくさんの利点があります。ここからは、クッションフロアのメリットとデメリットをチェックしてみましょう。
メリット塩化ビニール素材は水を弾く性質があるため、クッションフロアは耐水性が高いことがポイントです。水に濡れても布などで拭き取れるため、キッチン、トイレ、洗面所、脱衣所などの水回りへの使用が向いています。
クッションフロアは水濡れに強く、油などの汚れがついても、布巾で拭き取るだけで汚れを取ることができます。汚れがひどい場合は中性洗剤を使って掃除をすることができますし、ワックスも簡単に塗ることができますので、日々の掃除でワックスが剥がれてきてしまっても簡単にメンテナンスを行うことができます。
フローリング(木)や塩ビタイルなどの他の床材と比べると、クッションフロアは価格が安いため、気軽に取り入れることができます。デザインも豊富なので、使用する部屋の雰囲気に合わせて好きなものを選ぶことができます。

床材は小さな傷やへこみがつきやすいものですが、クッションフロアは特に傷がつきやすい特性があります。また、クッション性が高いため重い家具を長期間置いていると、その部分がへこんでしまうことがあります。そのまま家具を引きずると簡単に破れてしまう恐れがあります。
クッションフロアは塩化ビニール素材でできています。そのため、商品によってはどうしてもテカリが出て安っぽく見えてしまうという欠点があります。石目調のものは木目調と比べてテカリが気になりにくいですが、木にニスやワックスを塗った時とは風合いが異なるため、木目調はクッションフロア感が気になることがあります。
クッションフロアは専用のボンドを使って貼り付けます。しかし、これらの接着材が劣化してくると、クッションフロアが剥がれて浮いてきます。その隙間にゴミが溜まってきてしまうことや、隙間から水が入ることでさらなる剥がれやカビなどの発生に繋がることもあります。一般的なフローリングと比較すると、クッションフロアのほうが経年劣化が早いといえるでしょう。
クッションフロアが向いている部屋
洗面脱衣所・トイレなどの水まわり耐水性が高く表面についた汚れを落としやすいことから、洗面脱衣所やトイレなどの日常的に水滴がつきやすい場所での使用に適しています。
クッション性があるためペットの足腰に優しく、汚れの拭き取りもしやすいため、ペットを飼われているお家の床材として適しています。特に、消臭および表面が滑りにくくなっている機能性クッションフロアがおすすめです。
他の床材と比べて価格が安いため、入退去の際に原状回復工事を行う機会が多い賃貸物件の床材として使用されることが多いです。また、部屋のデザインには流行もあるため、流行に合わせてデザインを選びやすい点も適しています。

まとめ
いかがだったでしょうか?改めて見ると、クッションフロアは非常に耐水性に優れていて、デザインも豊富なことが人気の理由なのですね。
傷のつきやすさなどのデメリットもありますが、掃除やメンテナンスのしやすさを考えて水回りに取り入れたり、上手に使用すればとてもコスパの良い床材だと思います。
次回は「クッションフロアと塩ビタイルの違い」についてご紹介しますね!
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