クッションフロアと塩ビタイルの違い
床のリフォームをするのに様々な種類の床材があってよく分からない・・・なんてことありませんか?
床材にはそれぞれのメリットやデメリット、施工箇所の向き不向きなど考える要素がたくさん。今回はその中でも賃貸やDIYなどでも多く使われるクッションフロアと塩ビタイルの違いをまとめてみました。
クッションフロアとは?
クッションフロアとは、名前の通りクッション性に優れた床材のことで、塩化ビニール系の素材でできています。
フローリング調やタイル調など様々な模様がプリントされており、凹凸が付いているものなどもあります。
リアル感は欠けるものの、バリエーションの多さやコスパは高いのが特徴です。
厚さは1.8mmが一般的ですが、店舗用などの土足対応のものは2.3〜2.5mm程度の厚さになっています。
塩ビタイルとは?
「塩ビ」とは「ポリ塩化ビニル」の略で、塩ビでできたタイル形状の床材のことを指します。塩ビはプラスチックの一種であり、優れた耐久性と接着性を兼ね備えています。
クッションフロアと同じくデザインも豊富で、凹凸や質感がリアルに再現されており高級感があります。そのため、一般の人が見ると本物のフローリングやタイルだと思う方も多いです。
デザインや耐久性などの品質が高いため、クッションフロアと比べて4割程度は料金が高くなってしまいます。
各メーカーによって商品名が異なりますが、例えばサンゲツであれば「フロアタイル」とされているものが塩ビタイルになります。
施工方法の違い
クッションフロアと塩ビタイルではそもそもの材料の作りが異なるため、施工方法にも違いがあります。
クッションフロアは1枚約180cm程度の幅のシートに板などの模様がプリントされています。
例えば床に下の画像の黄色のシートを施工する場合は、床に対しそのまま1枚シートをボンドで貼り付け、幅が足りない部分には同じくシートを横に並べて貼っていきます。
それに対し、塩ビタイルは木目調であれば板、タイル調であればタイルを1枚1枚ボンドで貼り付けていきます。
作業としては塩ビタイルを施工する方が手間と時間がかかり、クッションフロアに比べて塩ビタイルの方がどうしても”継ぎ目”が多くなってしまいます。
そのため継ぎ目から水が入り込み、剥がれに繋がってしまうというデメリットにもなります。
耐久性が高いのは?
『クッションフロアとは?メリット&デメリットを紹介』でも紹介しましたが、クッションフロアの最大のデメリットとも言えるのが傷のつきやすさです。重い家具を置くことによる凹みや、物を引きずったりすると破れることもあります。
それに対して塩ビタイルはとにかく耐久性が高い素材です。決して傷がつかないというものではありませんが、家具を置いたり引きずったりする程度ではほとんど傷はつきません。
ダイニングチェアなど、人が座ったまま動かすことが多い家具が多い部屋でも安心して使用することができます。
クッションフロアとは?メリット&デメリットを紹介
床材で人気のクッションフロアは、防音効果や衝撃に強いものなど、様々な種類があります。
今回の記事では、クッションフロアの特徴や種類、メリット・デメリットをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
おすすめの施工箇所は?
クッションフロアクッションフロアは耐水性が高く、継ぎ目も少ない施工ができますので、洗面所や脱衣所、トイレなどの水回りへの施工がおすすめです。
塩ビタイルは耐久性が高いので、ダイニングチェアなど家具を動かす機会の多いリビングに最適です。
逆に水が入り込みやすい継ぎ目が多い施工となるため、水回りの施工はあまりおすすめできません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
金額面はもちろんですが、高いからいい、安いからよくないということではなく、それぞれの特性をうまく利用してあげることで、値段以上の効果を発揮してくれます。
しかしながら「○○には使用してはいけない」ということもありませんので、お部屋の作りやデザイン、使用用途、予算などを考慮して選んであげるのがよいかと思います。
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