意外に侮れない巾木の色の合わせ方

前回の記事でクロスやクッションフロアを選ぶ際に、簡単に色を合わせることができる方法を紹介いたしました。

失敗しない色の合わせ方

その中にも出てきた【巾木】なのですが、グラデーションで中間色として使うだけでなく、アクセントや締め色にしたりと、使い方は様々です。
今回は少しステップアップして、また違った使い方をご紹介します(^^)

巾木とは

そもそも巾木(はばき)ってなに?という方もいるかと思います。
巾木に関してまとめた記事がありますので、分からないよって方はそちらをご確認くださいね(^^)

巾木(はばき・幅木)って何?必要なの?

割合が少なくても見た目の影響は大きい

目につきにくい位置にある巾木ですが、家具などもない空室の状態などで見ると意外と主張するんです。
こちらの画像で比較してみましょう。


同じ色の床と壁紙なのに、印象が違くありませんか?
ベージュの方は柔らかい感じで、黒の方はビシッと締まっているように感じます。

さらに、こちらはどうでしょうか。

白の方は馴染んでいるというか主張が少なく、黒の方はかなり目立っていて格好いい印象です。
占める割合の少ない巾木ですが、色によって大きく印象が変わりますよね!

何と色を合わせるか

何と合わせるって、クロスじゃないの?と思われそうですが、それ以外にも全体のカラーリングを考える際に気にすべき箇所があります。

それは、建具です。
ドアや戸襖、窓などの周りの木部です。実はそこにも主張の強い色が隠れているんです。

せっかく巾木を目立たせたくないから白色にしようと思っても、掃き出し窓の周りの木部はダークブラウンだと、今度はダークブラウンの箇所が部屋全体を見た時に目立つようになります。

こういった場合に一番簡単なのは建具と同じ色の巾木を選ぶことです。そうすると全体にまとまりが出てごちゃごちゃした感じがしなくなります。

まとめ

色々と書いてきましたが、しかしながら、リフォームというものは自分が住むか、貸すかによってもかけられる費用が変わってくると思います。その中でいくつか選択肢を挙げるとすると、

①建具に合わせて巾木を選ぶ←1番安価でまとまりがある

②建具を塗装するなどして巾木も含め色を一新する

③使用したいクロスのデザイン(色)にだけ合わせて巾木を選ぶ

この3パターンでしょうか。
どれが良くて悪いというものではありませんので、全然③とかでもいいと思うんです。
「色々考えすぎて使用したかったクロスや床材が全くできなかった」というのもきっと後悔が残るでしょうから。

どこにお金をかけることができるのか、次に優先順位をつけて、その中で取れる最適な方法を選んで素敵なお部屋を作れるようにしていきましょう!

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巾木(はばき・幅木)って何?必要なの?

「巾木(はばき)ってなに?」
「これって必要なの?」
意外と聞かれることが多い巾木に関しての疑問。
今回は巾木とはどういったものなのか、というテーマでお話しさせていただきます!