壁紙の張り替えを依頼するとき、見積りフォームに何を書く?間取り・床面積・鍵の書き方

壁紙の張り替えを業者に依頼するとき、最初の関門は見積りの申込みフォームです。「間取りと床面積は分かるけれど、見積りに来てほしい日や鍵の書き方で手が止まった」という大家さんは少なくありません。

この記事では、大家さんの内装屋の見積りフォームに沿って、依頼のときに何を、どこまで書けばよいかを項目ごとに整理します。流れや日数そのものは原状回復工事は何日かかる?に譲り、ここでは「書き方」に絞ります。

見積りフォームで先に決めておく6点。物件の種類と間取り、床面積、クロス以外の工事、見積りの日と完了希望日、カギの手配、駐車場の有無

フォームの項目は、物件・工事・日程・現場の4つに分かれる

当社のフォームで必須になっているのは、次の項目です。

  • 物件:所在地(都道府県から部屋番号まで)、物件の種類、間取り、床面積
  • 工事:クロス、クッションフロア、カーペット、襖や畳表替えなど、希望する内装工事の内容
  • 日程:見積りに来てほしい日時、工事完了の希望日
  • 現場:カギの手配方法、駐車場の有無

このほか、連絡先とお客様の現住所も必要です。一度会員登録をしておくと、次回からの入力項目は4つ程度になります。複数の部屋が続けて空く大家さんには、登録しておくほうが楽です。

物件の種類は、あとから料金が変わる項目

物件の種類は、賃貸用のアパート・マンション、分譲マンション、一戸建てなど、あらかじめ選択肢が用意されています。ここは何気なく選びがちですが、料金に関わります。

分譲マンションは、料金表の金額に6,000〜20,000円の追加料金がかかります。戸建ては別途のお見積りです。「賃貸用のアパートだと思っていたら分譲の一室だった」ということがないよう、管理会社の資料で種別を確かめてから選んでください。対応する地域は、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、栃木県、群馬県、茨城県です。

床面積は「おおよそ」でよい。クロスの面積を自分で出す必要はない

フォームが求めているのは「床面積」です。壁紙を貼る面積ではありません。間取り図や契約書に載っている専有面積の数字をそのまま書けば足ります。正確な施工面積は、見積りの日に現地で測ります。

混同しやすいので、数字で示します。当社の計算例では、天井が9.88㎡の6帖の部屋で、壁と天井を合わせた面積が41.63㎡。ここから窓やふすま、ドアの分の8.3㎡を引いて、張り替える面積は33.33㎡です。床の約3.4倍の面積になります。さらに実際の工事では、張り合わせ部分や端の分が加わるため、1.1〜1.2倍ほどになることが多くあります。

この面積を巻物の幅(90cm)で割ると約37m、1メートル1,088円(税抜・WEB申込)で、およそ40,256円という計算になります。自分で計算してフォームに書く必要はありませんが、おおよその金額を知りたいときは、クロスの平米計算のページに計算例と簡易見積りフォームがあります。梁があって凹凸が多い部屋や、窓の少ない部屋では、面積が増えることも覚えておいてください。

床面積とクロスを貼る面積は別の数字であることを比べた図。フォームに書くのは床面積、現地で測るのは壁と天井の面積

工事の内容は「クロスだけ」でも「まとめて」でもよい

内装工事の欄には、クロスのほか、クッションフロア、カーペット、襖や畳表替えなどを書けます。別の欄には、ハウスクリーニング、洗面台や水栓の交換、洗浄便座、テレビドアホン、フローリング、外壁塗装などを希望として挙げられます。ただし、地域によって対応できる内容が異なります。

依頼のとき、迷ったら「クロスは決まっている、床は見てから決めたい」と備考欄に書いておけば大丈夫です。気をつけたいのは、無料の見積りが「1つの現場につき1回まで」という決まりです。同じ現場で2回目以降の見積りをご希望の場合は、別途費用がかかります。見積りの日までに、床や襖をどうするかを大まかに決めておくと、取り直しにならずに済みます。

見積りの日と、工事の希望日は別々に書く

日程の欄は2つあります。「見積りに来てほしい日時」と「工事完了の希望日」です。大家さんが書き間違えやすいのは、この2つの条件が違うことです。

見積りの日は、室内に荷物が残っていても構いません。工事の日は、空室で、荷物がない状態にしていただく必要があります。次の募集開始日が決まっているなら、そこから逆算して「完了希望日」を書いてください。当社の休日(水・日・祝日など)を除いて、フォーム送信から24時間以内に連絡がなければ、お手数ですが当社までご連絡ください。メールが迷惑メールに入っている場合や、Hotmailなど一部のメールが届きにくい場合があるためです。

カギの手配方法と駐車場は、一番止まりやすい欄

フォームのなかで、日程が崩れる原因になりやすいのが、カギの欄です。多くの大家さんが、現地のキーボックスやパイプスペース、水道メーターの中にカギを入れて協力してくださっています。それでも、キーボックスの番号が違っていた、管理会社がカギを持ち帰ってしまった、ということが、しばしばあります。

当社は格安の料金で工事をしているため、早朝から夜遅くまで工事をすることが多く、カギが使えないと、その日の見積りや工事は入らず、別の現場に向かってしまいます。1日で終わるはずの工事が2日かかる、というのは、この場面です。書くときは「キーボックス(番号○○○○)」「管理会社○○が当日に解錠」のように、誰が、いつ、どこで渡すのかが分かる形にしてください。詳しい注意はカギの手配についてのご案内にまとめています。

駐車場の欄も同じです。駐車スペースが確保できない現場では、別途駐車料金をいただきます。確保できるかどうか分からないときは、備考欄にその旨を書いてください。

依頼できないケースも、先に知っておいてください

都合の悪い話も書いておきます。当社は空室専門です。入居中のお部屋の工事や、事故物件の施工はお受けしていません。最低料金はスタンダードクロスの場合で40,888円(税抜)、発注は居室1部屋の天井と壁の全面からで、ハウスクリーニングや大工工事は最低料金に含まれません。1か所だけの張り替えや、入居中の部屋の補修を探している場合は、ご希望に沿えません。

まとめ:書き方に迷ったら、備考欄に書いて申し込んでよい

壁紙の依頼で大切なのは、面積を正確に出すことではなく、鍵、荷物、完了希望日の3つを現場の実情に合わせて書くことです。床面積はおおよそで構いませんし、迷う点は備考欄に書いて申し込んで大丈夫です。

申込みは無料です。物件の資料を手元に置いて、見積りフォームから進めてみてください。単価の考え方は料金表、対応エリアや施工事例は大家さんの内装屋のトップページに載せています。